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     辻 月丹の「無外流」は、"剣禅一如"を旗印に
"殺さずして勝つ"という"不殺の剣"を標榜して、
以来三百数十年、連綿として続いているものです。

   無外流の特徴は「表」が立ち技、座技各10本、計20本。
他に奥入(切紙)4本、奥伝(内伝)3本、とその技数は少ない。
 その少ない技の中に、あらゆる剣の動きが集約されています。
それが江戸時代には、実戦に強い流儀として知られ、



   大小名三十余家、直参旗本・幕臣千名余り、
門弟総数三千余名と多かったと言われます。

 無外流とはこんな兵法なのです

   辻 月旦は、多賀自鏡軒盛政に「自鏡流居合」を
学んだが、その抜つけの鮮やかさは見事で、
師山口卜真斎が江戸出府の折、灯明の火を抜きつけの
一刀で三たび試み、三たび刃風を消し去った。
これが34歳のときだっと言われる。
 26歳で江戸に出た月丹は麹町(九丁目)に山口流道場を
開いたが、精神修養のため、麻布・吸江寺で石譚禅師に師事。
禅学と中国の古典を学んだ。そのため月丹の文章や伝書は
禅や漢字の素養に溢れ、流麗にして深渕、難解でもある。


そして参禅すること三十年、遂に大悟を得


"一法実無外、乾押得一貞、
                       吹毛方納密、動着則光清"




の偈を授けられた。この偈より"無外流"と名付づけた。

   無外流とは、滋賀県甲賀郡馬杉の人、
辻月丹資茂が
13歳で「山口流剣術」(山口卜真斎)を
学び、13年後免許皆伝を許される。

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無外流とは