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今は武士の魂とはいいませんが、大事な自分の分身ともいえる刀剣、ましてや美術品や骨董品的価値のある、名のある刀剣なら尚更です。
稽古等に使用したならその度に、観賞用でも2~3ヶ月に一度は手入れをしましょう。合金製の居合刀も、毎回でなくとも結構ですがせめて週に1~2回は、せめて刀油(丁子油)でキチンと拭う位心がけるのは当然です。手油や汗をそのままにしておくと、緑青が沸いてしまいますよ。
特に初めての方、さあやってみましょう。
*用意するもの
手入箱(打粉・丁子油(刀油)・柔かい布・奉書紙などの柔かい和紙) (注)市販品あリ。

*刀を前に正座し、心を沈めゆっくり鞘から刀身を抜き出す、これ常識・・・・
*抜き出し方
柄を右(左)手に軽く握り、左(右)手は鞘の鯉口と栗形近くで刃を上に向け、下から支
えるように持ち、静かに途中で止めずに一気にスーッと抜き出す(途中で止めると切っ
先で鞘等をキズつける怖れあり。刀剣を拝見するときも同じ)
(注)稽古後の日頃の手入れでは、毎回目釘を抜いて行わなくても良いが、演武や
大会前では目釘の痛み具合などを確認するためにも特に必要である。痛んだ目釘は
新しいものと交換しておくこと。
*目釘抜きか木槌で目釘を傷つけぬよう軽く叩いて抜く。
*右(左)手で柄頭近くを持って刀身を立て、空いた手で柄頭を持つ手首近くを叩き、柄の
刀身をゆるめる。(中心(なかご、茎とも書く)がカタカタいう位なら抜ける)
*抜き出した刀身の中心を持ち、柔かい布でゆっくり切っ先へ向け古い油を拭い取る。
このとき手は前後に往復させず、一方向にのみ行うこと。刃にヒケ傷をつける怖れが
あるため。
*打粉を表裏に丁寧に叩いて満遍なくつけてゆく。
*拭い紙(柔かい奉書紙など)で 、鎺元(はばきもと)から刃先へかけゆっくり、ヒケキズが
つかぬよう注意して拭っていく。
*刀身をきれいにした後、キズ・錆び等、表裏をじっくり点検、問題がなければ柔かい布か
奉書紙で丁子油を薄く塗りつける(ムラが出たり、小さい油溜りが残らぬよう均等に拭
うこと)
*柄に中心を戻し刀身を立て、下から柄頭を掌で叩き、しっくり刀身が柄に収まるようにす
る。
*目釘を挿し、打ち戻しする(このとき新しい目釘に換えても良い)。
*抜き出したときと同様、鞘を左(右)手で下から支え、鯉口から刀の棟を鞘の瀬に当て、
ゆっくり滑らせるように刀身を納めてゆき、最後に鯉口をしめる。
*刀剣を両手で捧げて礼をし、刀袋に納め終了する。

さあ、さっそく始めてみましょう。刀は武士の魂といわれたもの、いつも手入れを怠らず、錆びやキズのない曇りのない刀身で稽古し、また鑑賞しましょう。



しっとくよもやまばなし・・・・・